館長挨拶

 この建物が建つ場所は、今から約110年前、私の祖父でありカゴメ株式会社の創業者である蟹江一太郎が、初めてトマトをはじめとした西洋野菜栽培した場所です。まだ日本ではトマトを食べる習慣も無く、その後に製造を始めたトマトソースも一般の家庭では知られていない時代のことです。
 その先見の目もさることながら、そのような時代に一太郎の情熱に賛同して、とまとの栽培や商品の製造に協力してくださった地域の人々には、どれだけ感謝しても足りません。また、その後のカゴメ(株)の発展も、多くの皆様のご厚情によってささえられました。心から感謝申し上げます。
 創業十三家を代表して、その感謝のしるしとして、この「一太郎翁 とまと記念館」を建設しました。
 蟹江一太郎の偉業を、末永く皆様の記憶に留めていただくと共に、記念館が地域の食文化と、社会・経済の発展に関わる人々の交流の場としてお役にたてることを心から願っています。

館長 蟹江嘉信

(蟹江嘉信は1月20日永眠いたしました)

蟹江一太郎顕彰碑

 玄関前に置いた、トマトを象った蟹江一太郎顕彰碑は、カゴメ株式会社を創業した一太郎を顕彰すると同時に、創業に関わった蟹江家をはじめとした十三の家族が、トマトとともに発展した会社によって、社会に奉仕し、皆様の健康と楽しい食卓づくりのお手伝いをできたことに感謝して製作しました。

蟹江一太郎顕彰碑